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従来工法の問題点
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従来工法の問題点 | 高圧洗浄とは
高圧洗浄とは

高圧水洗浄とは、高圧洗浄車内のポンプで加圧した水を延長ホースを経て洗浄ホースを送り、 先端に取り付けた噴射ノズルから逆噴射させ、その衝撃力により管内付着物を粉砕剥離すると同時に、 逆噴射の推進力でノズルを前進させながら洗浄する方法です。



1.共用部立本管(100mm)の洗浄

立本管は各戸より流された排水が1本の立本管に流れ込みますので、管口径も100mmと大きくなります。


立本管は下の階ほど汚れが多く付着しています。
上の階より洗浄する(上より下方向へ)と、上の階の汚れが落ちてきて、 その汚れで下の階で詰まって逆流し、室内を汚すということが起きます。

基本的には屋上伸頂通気より洗浄ホースの先端のノズルを立本管最下部(横主管手前)まで降ろし、 高圧水を噴射させながら引き上げ、下より上へ洗浄する必要があります。


洗浄ホースの大きさ
立本管100mmの洗浄を実施するにあたり、その洗浄能力を確保する為には次の2点の必要があります。
・ノズルの噴射口を大きくする。
・噴射口間の隙間を出来るだけ少なくする為に噴射口数を多くする。
その結果として洗浄ホースの内径・外径が大きくなります。



下階から上階へ向けた洗浄


小型ノズルを使用した時は、ノズルを同一場所に固定して5分間連続噴射すると、 ポンプ吹出圧力200kg/c㎡で塗装鋼管Bに300kg/c㎡で配管用炭素鋼管を除く管種、管体に達する削れが発生した。
又、大型ノズルを使用した時は、配管用炭素鋼管を除く管種に洗浄範囲全域で削れが発生した。



パイプシャフトの位置
排水立本管は、伸頂通気にすると屋上防水を切る危険性があり、ほとんどの場合通気は壁に出しているのが現状です。
又、排水立本管はパイプシャフト(四方が壁に隠ぺいされ)に収納されている場合が多く、 点検窓の無い、掃除口の無い場合が多い。この為に最も洗浄の必要な立本管の管径に応じた 洗浄ホース・ノズルの挿入口が無く充分な洗浄が出来ない建物が多い。


立本管の洗浄の出来ないレイアウト







2.横主管(125mm)の洗浄

横主管の洗浄は、屋外の第一桝より洗浄ホースの先端よりの逆噴射の推進力で立本管接続部まで挿入し、 逆噴射させながら手前に引き戻し洗浄する。



3.外部本管(125mm以上)の洗浄
各桝より、桝間の洗浄を横主管同様に洗浄する。




4.各室内横枝管(40~50mm)の洗浄
横枝管は40mm~50mmと細い管が使用され複数の曲がりを通って立本管へ接続されています。
洗浄ホースの外径が細い程管の曲がりを通過しやすい為、細いホースを使用しますのでおのずとホースの内径も細くなります。



5.一般的な高圧洗浄
立本管が伸頂通気になっていない、又パイプシャフトが壁の中に隠ぺいされており洗浄ホースの挿入口の確保が出来ない構造が多く、 又横主管も床下に設置され、外部桝より挿入洗浄出来ない場合が多い。
その為、台所流し(40mmの管)より管の複数の曲がりを通過させる為に横枝管専用の細い洗浄ホースで 立本管(100mm)横引本管(125mm)を下の階より順次洗浄しているのが一般的です。